更新履歴
メールマガジン
黒坂オートキャンプ場のメールマガジンです。
メールアドレス  
確認の再入力  
メールマガジン登録の解除はこちらからお願いします。
メールアドレス  

Top >  クワガタ豆知識 >  第1回 クワガタとカブトムシ

第1回 クワガタとカブトムシ

黒坂クワガタ豆知識 

第1回 クワガタとカブトムシ

 梅雨が明ける頃からいよいよ、クワガタのシーズンが始まります。
よく、夏休みにクワガタを捕まえようとボクも奮闘しましたが、真夏にはクワガタは姿を隠して、代わりにカブトムシをよく捕まえていました。

 今考えるとそれにはわけがあって、カブトムシは真夏の暑い日中によく取れ、クワガタは夏でも少し寒い日によく取れますが、それは、カブトムシの活動シーズンとクワガタの活動シーズンが少しだけズレていて、お互い餌を巡って戦わなくてもいいように自然が配慮した結果だったんです。

 真夏にクワガタはいなくなるわけではなく、木の中や土の中でじっとしています。ですから、夏にクワガタを取るためには、少し涼しい地方へ行くとよいのです。涼しければ、カブトムシはいないので、安心してクワガタが出てくるのです。

 ところで、カブトムシとクワガタはよく比較され、ライバルみたいに思われていますね。

 ボクは小学生の頃、図鑑に掲載されたカブトムシとノコギリクワガタが戦っている写真にワクワクしたものですが、実際はどうでしょうか。

 答えは残念ながら、カブトムシと運悪く出会ったノコギリクワガタは逃げていきます。それは、クワガタの足の弱さと、カブトムシより平たく軽く、ひっくり返りやすいという弱点があるためです。ノコギリクワガタのキバで挟んでも、カブトムシにダメージは与えられません。というか、日本の大型のクワガタで、挟むキバの力でカブトムシを撃退させるくらい強いクワガタはいません。あのキバはカラダの下に入れて相手をひっくり返すというクワガタ同士の戦いのときに初めて威力を出します。

 虫の仲間の中でも、カブトムシとクワガタは遠い親戚の種類としてはっきり区別されています。

 カブトムシもクワガタは甲虫目(こうちゅうもく。前羽が硬く身体を覆っている虫の仲間です。目(もく)は、その特徴を持った虫全体が入ります。例えばチョウやガは鱗翅目。鱗のような粉を羽につけている虫はその仲間)ですが、そこからカブトムシはコガネムシ科、クワガタはクワガタムシ科に別れます。コガネムシ科は樹液に集まるカナブンとか、みなさんがよく見たことがある虫が数多くいます。

 クワガタムシ科はずっと少なく、日本では39種類(学者によっては37種類)が確認されています。
 では、カブトムシとクワガタの違いですが、難しい話は置いておいてみなさんでもできる生態やカタチから比較してみましょう。

 一見すると幼虫も似ていますがカブトムシの幼虫は、腐った葉っぱ、肥料にする堆肥を食料にします。コガネムシ科の虫は幼虫、成虫を問わず葉っぱを食べるものが多いのです。そして幼虫の顔はこげ茶色、ウンチをする肛門は横に割れています。

 クワガタの幼虫は主に腐った木を食べます。これは朽木といって、クワガタごとに好きな木があり、それがクワガタの活動範囲を狭めています。カブトムシはいろいろなところで見ますが、クワガタムシはスポット的な穴場でないと取れないのは、みなさんも、採集経験からお分かりでしょう。そしてクワガタの幼虫は顔が明るいダイダイ色で肛門は縦に開きます。

 幼虫の食べ物が違いますから、カブトムシ用の土(マットといいます)はクワガタには使えないし、逆もそうなのです。成虫は構わないのですが、クワガタの中にはマットの上に産卵する種類もいて、マットが食べられる朽木で無いと、仕方なくカブトムシ用のマットを食べるのですが、結局、消化できないで身体中真っ黒になって死んでしまいます。マットは色も手触りも似ていて、幼虫も間違えてしまう。だから、お店では必ずクワガタ用のマットを注文してください。

 成虫の違いは、これはみなさんもご存知のとおり、カブトムシの角は皮膚が変化したものです。クワガタのキバは、餌を噛み切る器官(大あご、キバ)が発達したものです。カブトムシもクワガタも、どうしてこんな風に進化したか、メスを巡る戦いや、餌をとるためだったとか、今となっては推測するしかできません。でも、本当は謎なんです。カブトムシはともかく、クワガタの中には、キバがどう考えても説明のつかない芸術的なカタチに進化をしている種類もあるからです。

 カブトムシはクワガタのようなキバは、逆に退化して無くなっています。

 他に気がつくところといえば、触覚のカタチです。カブトムシとクワガタの触覚をよく見比べてください。

 クワガタはどの種類でもいいです。クワガタの触覚はどれも「く」の字に折れ曲がっています。カブトムシはクワガタと比べると太くて短いです。

 これらの違いから、カブトムシとクワガタは違う虫だとされているわけです。カブトムシ方が強かったり、足が太いとかよりもっと本質的な部分で違っているのです。

 繰り返しますが、カブトムシとクワガタは遠い親戚のようなものです。たまたま餌や大きさ、色が似ていただけで、種類としては全然違うということがお分かりになったでしょうか?

 では、次回からみなさんの身の回りにいるクワガタを紹介していきます。ひょっとしたらみなさんの方が詳しいかも知れません。

よろしくお願いします。

 <  前の記事 連載 はじまります  |  トップページ  |  次の記事 古代米 田植え  >